「Git」「Citrix製品」の脆弱性悪用を注意喚起 - 米当局
米当局は、「Citrix仮想製品」や「Git」に関する脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が現地時間2025年8月25日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に3件の脆弱性を追加したもの。
米行政機関に指定期日までに対応するよう求めるとともに、脆弱性に対する攻撃へ注意するよう広く呼びかけた。
開発環境で広く利用されている「Git」については、脆弱性「CVE-2025-48384」が追加された。同脆弱性は、設定ファイルに含まれる改行コードの処理における不備に起因している。
サブモジュールが意図しない場所に展開され、悪意あるシンボリックリンクを用いて任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.1」、重要度は「高(High)」と評価されている。
開発チームでは、7月にリリースした「同2.50.1」「同2.49.1」「同2.48.2」「同2.47.3」「同2.46.4」「同2.45.4」「同2.44.4」「同2.43.7」で修正を行った。
(Security NEXT - 2025/08/26 )
ツイート
PR
関連記事
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起
「Samba」に深刻なRCE脆弱性 - アップデートが公開
Adobe、12製品で修正パッチを公開 - クリティカル脆弱性を解消
「Firefox 144」がリリース - 複数の脆弱性を修正
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
「Rapid7」「SKYSEA」など脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米当局
「Windows 10」サポート終了 - 重要度が高い更新は「ESU」で継続提供
SAP、10月の定例パッチを公開 - 複数のクリティカル脆弱性