Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - Adobeが緊急対応を呼びかけ

Adobeは、「Adobe ColdFusion」において深刻な脆弱性が明らかになったとし、早急にアップデートを実施するよう利用者に呼びかけた。

現地時間2025年5月13日、「Adobe ColdFusion」に関するセキュリティアドバイザリを公開し、複数の脆弱性へ対処したことを明らかにした。いずれも悪用などは確認されていないとしている。

入力検証やアクセス制御、認可における不備や、OSコマンドインジェクションなど、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性7件や、2番目に高い「重要(Important)」とされる脆弱性1件が確認された。

「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性のうち、6件については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」と評価。のこる1件については「8.4」としている。

同社は、これら脆弱性に対処した「Adobe ColdFusion 2025 Update 2」「同2023 Update 14」「同2021 Update 20」をリリース。適用優先度を3段階中もっとも高い「1」とレーティングし、72時間以内を目安に対策を講じるよう利用者に注意を呼びかけている。

今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2025-43559
CVE-2025-43560
CVE-2025-43561
CVE-2025-43562
CVE-2025-43563
CVE-2025-43564
CVE-2025-43565
CVE-2025-43566

(Security NEXT - 2025/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正
ホスティング管理ツール「Control Web Panel」にRCE脆弱性