Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準

同四半期に届け出があったソフトウェア製品の種類を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が27件でもっとも多く、次いで「ルータ」と「グループウェア」がそれぞれ5件。「オープンソースソフトウェア」に関する届け出は27件だった。

原因を見ると「ウェブアプリケーションの脆弱性」が39件で最多。「その他実装上の不備」が36件で続く。脆弱性がもたらす影響としては、「任意のスクリプトの実行」が24件でもっとも多く、次いで「任意のコマンドの実行」が13件だった。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は37件。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と同じ251件となっている。

ウェブサイト関連の脆弱性を見ると、「クロスサイトスクリプティング」と「SQLインジェクション」がそれぞれ2件。脆弱性がもたらす影響では、「なりすまし」が4件で、「本物サイト上への偽情報の表示」と「データの改ざん、消去」がともに2件だった。

同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は20件。そのうち16件は、ウェブサイト運営者へ脆弱性情報を通知してから90日以内に修正が完了したという。

(Security NEXT - 2025/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明