Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「GitLab」に複数の脆弱性 - XSSや権限管理不備など修正

GitLabは2025年3月26日、複数の脆弱性を修正したアップデート「同17.10.1」「同17.9.3」「同17.8.6」をリリースした。

「GitLab Community Edition(CE)」「Enterprise Edition(EE)」向けにセキュリティパッチをリリースしたもので、脆弱性7件の修正が含まれる。

具体的に見ると、重要度が「高(High)」とされる脆弱性は3件。クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2025-2255」「CVE-2025-0811」をはじめ、インスタンス管理者がロール権限を喪失した後も一部グループやプロジェクトに対する特権が維持される「CVE-2025-2242」へ対処した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2025-2255」「CVE-2025-0811」が「8.7」、「CVE-2025-2242」が「7.5」となっている。

このほか、「中(Medium)」とされる3件、「低(Low)」とされる1件に対処した。同社は、対象バージョンを使用しているユーザーに対し、すみやかに最新版へと更新するよう呼びかけている。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。なお、「中(Medium)」とされる1件についてはアドバイザリの公表時点でCVE番号がリクエスト中となっている。

CVE-2024-9773
CVE-2024-10307
CVE-2024-12619
CVE-2025-0811
CVE-2025-2242
CVE-2025-2255

(Security NEXT - 2025/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み