Apple、旧スマート端末向けにアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応
Appleは現地時間2025年3月31日、旧スマート端末向けに「iOS」および「iPadOS」のセキュリティアップデートをリリースした。いずれも悪用の報告があるゼロデイ脆弱性に対応している。
「iPadOS 17.7.6」では、38件の脆弱性に対応。同日リリースされた「iOS 18.4」「iPadOS 18.4」の修正内容と一部重複している。
あわせて「CoreMedia」の脆弱性「CVE-2025-24085」を解消した。1月に公開された「iOS 18.3」「iPadOS 18.3」で修正されていた「Use After Free」の脆弱性で、悪用されると権限昇格のおそれがある。「iOS 17.2」より以前のバージョンに対して悪用されたとの報告があるという。
さらに同日、「iOS 16.7.11」「iPadOS 16.7.11」および「iOS 15.8.4」「iPadOS 15.8.4」をリリースした。「16.7.x」については2024年8月、「15.8.x」については同年7月以来のアップデートとなる。
これらアップデートでは「アクセシビリティ」に関する脆弱性「CVE-2025-24200」や「WebKit」に判明している脆弱性「CVE-2025-24201」に対処した。いずれも特定の個人を標的とする高度な攻撃に悪用された可能性がある。
(Security NEXT - 2025/04/01 )
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