Go向けウェブアプリフレームワーク「Beego」にXSS脆弱性
Go言語向けウェブアプリケーションフレームワーク「Beego」に脆弱性が明らかとなった。
フォーム表示を行うための関数に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2025-30223」が明らかとなったもの。同関数を使用し、ユーザーから入力されたデータを処理するすべてのアプリケーションが影響を受けるという。
悪意あるスクリプトによって、セッションの乗っ取りや認証情報の窃取、アカウントの乗っ取りなどにつながるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.3」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、実証コードも公開されている。
脆弱性は現地時間3月30日にリリースされた「同2.3.6」で修正された。同バージョンでは、シンボリックリンク攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2021-27116」「CVE-2021-27117」についても対処されている。
「CVE-2025-30223」は、「同1.12.14」および以前のバージョンについても影響を受けるが、同ブランチのアップデートは未提供となっており注意が必要となる。
(Security NEXT - 2025/04/01 )
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