キヤノン製プリンタドライバに脆弱性 - アップデートを呼びかけ
キヤノンマーケティングジャパンは、同社製プリンタドライバに関する脆弱性を明らかにした。最新版へアップデートするよう利用者に呼びかけている。
同社が提供するオフィス向け複合機やレーザプリンタなどで利用されるドライバ「Generic Plus LIPSLX」「Generic Plus LIPS4」「Generic Plus PS3」「Generic Plus PCL6」「Generic Plus UFR II」にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-1268」が明らかとなった。
「同3.12」および以前のバージョンで細工されたアプリケーションから印刷を処理すると印刷作業が阻害されたり、任意のコードを実行されるおそれがある。
権限を必要とすることなく、ネットワーク経由で悪用が可能で、同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.4」と評価。一方で脆弱性の悪用が発生する頻度は非常に低いとの見方を示している。
マイクロソフトのセキュリティ調査チームにより報告を受けたとしており、2025年3月28日の時点で悪用は確認されていないという。
同社は、脆弱性を解消したプリンタドライバを公開しており、最新版へとアップデートするよう呼びかけた。他プリンタドライバに関しても調査を行っており、影響が判明した場合はアナウンスする予定。
(Security NEXT - 2025/03/31 )
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