Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Next.js」に認可バイパスのおそれ - アップデートが公開

ウェブアプリケーションフレームワーク「Next.js」のミドルウェアに深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

ミドルウェア内で認可のチェック機能を実装している場合、外部からのリクエストに特定のヘッダが含まれていると、チェックをバイパスされる脆弱性「CVE-2025-29927」が確認された。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームでは、現地時間2025年3月18日に脆弱性を修正した「同15.2.3」「同14.2.25」をリリースした。

また修正版へのアップデートが行えない場合は、認可のバイパスにつながるヘッダ情報が含まれたリクエストが「Next.jsアプリケーション」に対して送られないよう回避策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを