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サーバ製品「HPE Cray XD670」の管理ソフトに深刻な脆弱性

Hewlett Packard Enterprise(HPE)のサーバ製品「HPE Cray XD670」におけるハードウェアの管理ソフトウェアに深刻な脆弱性が判明した。ファームウェアのアップデートで修正している。

同社は現地時間3月11日にセキュリティアドバイザリを公開し、同製品の「BMC(ベースボード管理コントローラ)」に関する認証回避の脆弱性「CVE-2024-540385」について明らかにしたもの。

脆弱性はAMI(American Megatrends)が開発した「AMI BMC Redfish API」に存在。同脆弱性を悪用することでリモートより侵害することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最高値である「10.0」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社では、2025年1月29日にリリースしたファームウェア「BMC v1.19」にて脆弱性を修正したと説明。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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