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市施設サイトに不正アクセス、メール配信CGIの脆弱性が標的に - 小諸市

長野県小諸市は、同市の指定管理施設である「停車場ガーデン」のウェブサイトがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。サイトを改ざんされ、メールマガジンに登録しているメールアドレスが流出したという。

同市によれば、3月6日22時半ごろ、「停車場ガーデン」の公式サイトが改ざんされ、メールマガジンに登録されていたメールアドレスが流出したもの。

テスト用データ3件を含む249件のメールアドレスが流出。このうち107件については登録されていた氏名も対象としている。さらにこれらメールアドレスに対して不審なメールが送信された。

サーバ上でメールマガジンの配信に用いていたCGIプログラム「acmailer」の脆弱性を突かれ、不正アクセスを受けたのが原因だという。

同市では、メールアドレスが流出した登録者に対して謝罪し、注意を呼びかけるメールを送信した。氏名やメールアドレス以外の情報が窃取された痕跡は確認されていないとしている。

今回の問題を受けて、同市では外部協力のもと個々のシステムの脆弱性について調査を実施。個人情報の管理徹底を周知するとともに、システムのセキュリティ強化を進めていくとしている。

(Security NEXT - 2025/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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