Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Ranger」のCSV出力機能に脆弱性 - 修正版が公開

Hadoopプラットフォームにおいてデータセキュリティ機能を提供するフレームワーク「Apache Ranger」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を解消したアップデートが提供されている。

ポリシー管理ツールの「CSVエクスポート機能」に脆弱性「CVE-2024-55532」が判明したもの。データの数式要素における無害化が適切に処理されず、表計算ソフトウェアで悪意のある「CSVファイル」を開いた際に意図しないコードを実行されるおそれがある。

開発チームでは、同脆弱性の重要度を「低(Low)」とレーティングした。

一方米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」としている。

開発チームでは、現地時間2025年3月3日に「Apache Ranger 2.6.0」をリリースし、同脆弱性を修正。利用者に対し、最新バージョンへアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」