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GitLab、4件の脆弱性に対応したアップデートを公開

GitLabは、同社が提供する開発プラットフォームのセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正しており、最新版へ更新するよう呼びかけている

現地時間2025年2月12日にセキュリティアドバイザリを公開し、「GitLab Community Edition(CE)」「同Enterprise Edition(EE)」のアップデートを通じて8件の脆弱性やバグへ対処したことを明らかにしたもの。

8件のうち、重要度が「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2025-0376」の1件。マージリクエストページにおけるコンテンツセキュリティポリシーをバイパスされ、不正なスクリプトを実行されるおそれがある。

今回判明した脆弱性のなかでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアがもっとも高く、「8.7」と評価されている。

このほか、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)やサービス拒否の脆弱性など重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性7件に対応した。

同社は、脆弱性やバグへ対処した「同17.8.2」「同17.7.4」「同17.6.5」を提供しており、できるだけ早急に最新版へ更新することを強く推奨している。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-3303
CVE-2024-9870
CVE-2024-12379
CVE-2025-0376
CVE-2025-0516
CVE-2025-1042
CVE-2025-1198
CVE-2025-1212

(Security NEXT - 2025/02/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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