プロクシ製品「IBM SSP」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
組織内と外部におけるデータのやり取りで利用されるIBMのプロキシソリューション「IBM Sterling Secure Proxy(SSP)」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。
入力検証に不備があり、権限を持つ場合にOSコマンドの実行が可能となる「CVE-2024-41783」のほか、誤った権限設定に起因し、認証なしに機密情報を閲覧したり、改ざんを行える「CVE-2024-38337」など、あわせて3件の脆弱性が判明したもの。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-41783」「CVE-2024-38337」のいずれも「9.1」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
また「IBM MQ」と連携するシステムにおいて、サービス拒否が生じる「CVE-2024-25016」もあわせて判明しており、CVSS基本値が「7.5」、重要度が「高(High)」で続く。
同社は、「IBM SSP 6.0.3.1」「同6.1.0.1」「同6.2.0.0 ifix 01」でこれら脆弱性を修正。2024年11月から12月にかけてアドバイザリを公開しており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/01/20 )
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