Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Xerox製印刷ワークフロー管理ソフトに複数の脆弱性

Xeroxの印刷事業者向けワークフロー管理ソフトウェア「Xerox FreeFlow」に複数の脆弱性が明らかとなった。

「Xerox FreeFlow デジタル・ワークフロー・コレクション」に含まれる「Xerox FreeFlow Core」に5件の脆弱性が明らかとなったもの。脆弱性を悪用された場合、任意のコードが実行されるおそれがある。

具体的には、重要機能において認証が欠如している脆弱性「CVE-2024-47555」やパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-47556」「CVE-2024-47557」「CVE-2024-47558」「CVE-2024-47559」が判明した。

Xeroxでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、「CVE-2024-47555」「CVE-2024-47556」「CVE-2024-47557」のベーススコアを「8.3」、のこる2件については「7.6」と評価。いずれも重要度を「高(High)」とした。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」では「CVE-2024-47556」「CVE-2024-47557」については、CVSS基本値を「9.8」とし、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

(Security NEXT - 2025/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起