Kubernetes管理ツール「Karmada」に脆弱性 - 管理者権限奪われるおそれ
「Kubernetes」の管理ツールである「Karmada(Kubernetes Armada)」に脆弱性「CVE-2024-56513」が明らかとなった。
同ソフトウェアは、複数のKubernetesクラスタやクラウド上でアプリケーションを実行するための管理ツール。「karmadactl register」コマンドを使用して登録された「PULLモード」のクラスタが影響を受ける「CVE-2024-56513」が判明した。
制御プレーンリソースへのアクセス権が過剰に付与されていたことに起因し、悪用されると管理者権限が奪取されるおそれがある。
CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.7」、重要度を「高(High)」とレーティングした。
開発チームでは、2024年11月30日にリリースした「同1.12.0」にて同脆弱性を修正した。2025年1月5日時点で最新版は「同1.12.2」となっている。
(Security NEXT - 2025/01/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
SAP、セキュリティアドバイザリ14件を公開 - 「クリティカル」も
SAP、月例セキュリティアドバイザリ13件を公開
北朝鮮による暗号資産窃取に警戒を - 日米韓が共同声明
アップデートで複数の脆弱性やバグを修正 - GitLab
ビデオ会議のZoom、複数のセキュリティアドバイザリを公開
小学校児童の個人情報含む書類を一時紛失 - 大阪市
サーバに不正ファイル、個人情報流出の可能性 - TCC Japan
メアドが不正利用、スパム送信の踏み台に - 下野新聞
「Ivanti EPM」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートを公開
「FortiSwitch」に深刻な脆弱性 - 修正版以降に更新を