Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Webmin」に深刻な脆弱性 - 4月のアップデートで修正済み

ウェブベースのシステム管理ツール「Webmin」にroot権限が取得できる深刻な脆弱性が明らかとなった。4月のアップデートで修正済みだという。

悪用には低い権限が必要となるが、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2024-12828」が明らかとなったもの。

CGIリクエストの処理における入力検証の不備に起因し、脆弱性を悪用されるとroot権限で任意のコードを実行されるおそれがある。

開発者へ3月に脆弱性を報告し、現地時間12月20日にアドバイザリをリリースしたZero Day Initiativeでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを「9.9」と評価している。

同脆弱性は、報告を受けた同月、ソースリポジトリ上で修正を実施。4月15日にリリースした「Webmin 2.111」以降で修正されている。

なお「Webmin」に関しては、その後も7月8月にアップデートがリリースされており、複数の脆弱性が修正されている。

(Security NEXT - 2024/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
サイトが閲覧不能に、個人情報流出のおそれも - 筋ジストロフィー協会
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因