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「Adobe ColdFusion」に定例外パッチ - PoCが存在、緊急対応を

Adobeは現地時間12月23日、定例外でウェブアプリケーションサーバ「Adobe ColdFusion」のセキュリティアップデートを緊急リリースした。すでに実証コード(PoC)が存在するとし、早急にアップデートするよう求めている。

パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-53961」が明らかとなったもの。ファイルを読み取られ、情報が漏洩するおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.4」と評価、同社は重要度を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

脆弱性の判明を受けて、同社は脆弱性を解消した「ColdFusion 2023 Update 12」「同2021 Update 18」をリリースした。

同社では、すでに実証コードが存在することを認識しており、適用優先度を3段階中もっとも高い「1」とレーティング。72時間以内を目安にアップデートを実施するよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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