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「NVIDIA UFM」に管理インタフェースから悪用可能な脆弱性

NVIDIAは現地時間11月26日、ネットワーク管理プラットフォーム「NVIDIA Unified Fabric Manager(UFM)」に脆弱性が確認されたとして、ファームウェアのアップデートをリリースした。

今回判明した脆弱性「CVE-2024-0130」は、Ethernet管理インターフェースにおける認証不備の脆弱性。不正なリクエストにより悪用が可能だという。

「UFM Enterprise」や「UFM SDN Appliance」「UFM CyberAI」などに影響があり、権限の昇格やデータの改ざん、サービス拒否、情報漏洩などが生じるおそれがある。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において同脆弱性のベーススコアを「8.8」と評価し、重要度を「高(High)」とレーティングした。

同社は、影響を受ける製品に向けてアップデートを用意し、利用者に対応を呼びかけている。また各製品の「LTS22」については、脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2024/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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