Array Networks製VPN狙う脆弱性攻撃に注意 - 米当局が呼びかけ
米当局は、Array Networks製のVPNゲートウェイ製品「Array AG」および「Array vxAG」の脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。
これら製品に搭載されている「ArrayOS」における既知の脆弱性「CVE-2023-28461」が悪用されているとして、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間11月25日、同脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。
「CVE-2023-28461」は、HTTPヘッダ内のフラグ属性を利用して認証のバイパスが可能となる脆弱性。悪用することでリモートからコードを実行したり、ファイルシステムの閲覧が可能となる。
開発元であるArray Networksは、重要度を「クリティカル(Critical)」として2023年3月にアドバイザリを公開。脆弱性を修正した「ArrayOS AG 9.4.0.484」を提供し、アップデートを呼びかけていた。また一時的な回避策についても示している。
同庁や米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
米行政機関では、「KEV」へ追加された脆弱性を指定期間内に対応する必要がある。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、注意が必要となる。
(Security NEXT - 2024/11/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
受験者情報が長期間ネット公開、通常と異なる作業フローで - TAC
委託先で不正アクセス、個人情報流出の痕跡は確認されず - NECネクサ
郵便物を一時紛失、拾得物として回収 - 名古屋の郵便局
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
先週注目された記事(2025年12月14日〜2025年12月20日)
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
