Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月と11月の更新で修正

「Apache Tomcat」の開発チームは、10月、11月にリリースしたアップデートで複数の脆弱性を解消したとして利用者に注意を呼びかけた。

現地時間11月18日にアドバイザリを公開し、直近2回のアップデートで3件の脆弱性を解消したことを明らかにしたもの。

「CVE-2024-52316」は、カスタマイズされたJakarta認証コンポーネントを利用する特定条件下で認証がバイパスされる脆弱性。さらに「HTTP/2」の処理においてリクエストやレスポンスがユーザー間で混同される「CVE-2024-52317」に対応した。

さらに「JSPタグ」の出力が正しくエスケープされず、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となる「CVE-2024-52318」を解消している。

開発チームでは、「CVE-2024-52317」「CVE-2024-52318」の重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングした。

(Security NEXT - 2024/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響