Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NVIDIAのGPUリソース管理ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを

GPUリソースの管理や分散ワークロードの実行をサポートするツール「NVIDIA Base Command Manager(BCM)」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

NVIDIAが現地時間11月19日にセキュリティアドバイザリを公開し、同製品に含まれるコンポーネント「CMDaemon」において、認証処理が欠如している脆弱性「CVE-2024-0138」について明らかにしたもの。

認証を必要とすることなくリモートから悪用でき、影響は利用状況によって異なるものの、コードを実行されたり、権限の昇格、情報漏洩、データ改ざんなどが生じるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性は「同10.24.09」に存在し、すべてのプラットフォームが影響を受ける。ただし「同10.24.07」以前のバージョンは影響を受けない。

同社は、脆弱性を修正した「同10.24.09a」をリリース。最新版に更新し、ノードの再起動やソフトウェアイメージとの再同期を実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
職員アカウントが侵害、迷惑メールの踏み台に - 中部生産性本部
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
非常用個人情報を電車に置き忘れ、車庫で回収 - 静岡市