Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

GitLabに複数の脆弱性 - 重要なセキュリティ修正を含むアップデートを公開

GitLabは、同社開発プラットフォームに複数の脆弱性が明らかになったとして、セキュリティアップデートを公開した。利用者にアップデートを呼びかけている。

「Community Edition(CE)」および「Enterprise Edition(EE)」向けに「同17.5.2」「同17.4.4」「同17.3.7」をリリースしたもの。

今回のアップデートでは「CVE-2024-9693」をはじめ、内部で発見した脆弱性やバグ報奨金プログラムを通じて報告された脆弱性など、あわせて6件に対処した。一部脆弱性についてはCVE番号を申請中だという。

「CVE-2024-9693」は、特定の構成においてKubernetesエージェントに対する不正にアクセスすることが可能となる脆弱性で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.5」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

そのほか、デバイスOAuthフローにおいてOAuthトークンを不正に取得され、「API」のアクセス権限を奪われるおそれがある「CVE-2024-7404」を含め、重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性を修正している。

アナリティクスダッシュボードにおけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-8648」や、「FogBugz」のインポート機能におけるサービス拒否(DoS)攻撃の脆弱性などに対応した。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-7404
CVE-2024-8180
CVE-2024-8648
CVE-2024-9693
CVE-2024-10240

(Security NEXT - 2024/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
口座振込通知書を誤送信、データ出力時のミス気付かず - 燕市
地域計画PDFに個人情報 墨塗りでも参照可能 - 小千谷市
国勢調査書類、未回答世帯の訪問時に紛失か - 大野城市
第三者がサーバより情報を窃取、データ暗号化は確認されず - プラ製品メーカー