「MS Edge」にアップデート、2件のUAF脆弱性を解消
マイクロソフトは現地時間11月7日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートを公開し、脆弱性を解消した。
「Chromium 130.0.6723.117」がリリースされたことを受け、同バージョンをベースとする「MS Edge 130.0.2849.80」をリリースしたもの。「Chromium」における修正を反映した。
9月29日、10月23日に報告を受けた解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-10826」「CVE-2024-10827」を修正した。
細工したHTMLページを閲覧すると、メモリ破壊が生じるおそれがあり、いずれも重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを、ともに「8.8」と評価。重要度を「高(High)」とした。
(Security NEXT - 2024/11/11 )
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