「Apache ZooKeeper」の管理サーバに認証バイパスの脆弱性
分散システム管理ツール「Apache ZooKeeper」の管理サーバに認証をバイパスされるおそれがある脆弱性が判明した。アップデートが提供されている。
HTTPリクエストのIPアドレスを用いた認証において、認証をバイパスされるおそれがある脆弱性「CVE-2024-51504」が明らかとなったもの。攻撃者がリクエストヘッダを偽装することで認証をすり抜けることができるという。
開発チームは、脆弱性の重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングした。
一方、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」と評価しており、重要度を「クリティカル(Critical)」としている。
開発チームでは、現地時間10月24日にリリースした「同3.9.3」で脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/11/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意