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LLMアプリ開発フレームワーク「LangChain」に複数の脆弱性

大規模言語モデル(LLM)を活用したアプリケーションの開発フレームワーク「LangChain」に複数の脆弱性が明らかとなった。

脆弱性によって影響を受けるバージョンが異なるが、一部クラスにおいてプロンプトインジェクションによる「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2024-7042」「CVE-2024-8309」が判明した。

脆弱性を悪用することで認証を必要とすることなく、データの作成、更新、削除などの操作が可能となり、データの不正取得や漏洩、サービス障害を引き起こすおそれがあるという。

現地時間6月22日に報告を受け、CVE番号を採番したhuntrでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを一時「9.8」と評価したが、その後「4.9」に引き下げられ、重要度は「中(Medium)」としている。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、CVSS基本値のベーススコアをともに「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2024/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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