「Apache CloudStack」に4件の脆弱性 - アップデートがリリース
クラウドインフラストラクチャの構築、管理を行うプラットフォーム「Apache CloudStack」の開発チームは、複数の脆弱性が明らかになったとして、アップデートをリリースした。
現地時間10月15日にセキュリティアドバイザリを公開し、あわせて4件の脆弱性について明らかにしたもの。「CVE-2024-45219」「CVE-2024-45693」については、4段階の重要度で上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。
「CVE-2024-45219」は、KVMベースのインフラが影響を受ける脆弱性。利用者がアップロードしたテンプレートやボリュームを通じて、悪意のあるインスタンスをデプロイしたり既存のインスタンスに不正なボリュームを接続することで、KVMホストのファイルシステムに対するアクセスが可能となる。
「CVE-2024-45693」は、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性としており、アカウントの乗っ取りや重要なデータの流出、リソースの改ざんといった影響を受けるおそれがある。
ウェブインターフェイスでログアウト操作が完了しない「CVE-2024-45462」、クォータ機能を有効化している場合に、管理者以外が設定などにアクセスし、変更が可能となる「CVE-2024-45461」については、重要度を1段階低い「中(Moderate)」とした。
(Security NEXT - 2024/10/29 )
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