Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メルアカに不正アクセス、内部ファイルが流出した可能性も - 英語塾運営会社

小中高生を対象とした英語塾を運営するJ Instituteは、スタッフのメールアカウントが不正アクセスを受け、送受信したメールのほか受講生の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、7月4日21時前より5日16時半ごろにかけて、同社スタッフ1人のメールアカウントが侵害されたことが判明したもの。

7月5日15時半過ぎから16時過ぎにかけて同アカウントからフィッシングメールが同社関係者へ送信され、同アカウントをロックして調査を行ったところ、問題が発覚した。

不正アクセスにより、2015年5月から2024年7月までに同アカウントで送受信された約2万件のメールが窃取されたおそれがある。また同アカウントより、社内システムに保存されていたファイルなどにアクセスできる状態にあり、流出したおそれもある。

システム内のファイルには、同社が運営する英語塾「J PREP 斉藤塾」を2015年から2024年7月までに受講した一部生徒の氏名、性別、年齢、学校、メールアドレス、成績などが保存されていた。

侵害されたアカウント情報が、何らかの理由により外部へ流出し、不正アクセスを受けたと見られている。

問題の発覚を受けて同社では影響を受けた可能性がある受講者や関係者と個別に連絡を取り、謝罪している。

(Security NEXT - 2024/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意