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ローコード開発プラットフォーム「Scriptcase」に深刻な脆弱性

PHPアプリケーションの開発ツール「Scriptcase」の旧バージョンに深刻な脆弱性が明らかとなった。最新版へのアップデートが呼びかけられている。

同ソフトウェアは、PHPアプリケーションの開発が行えるローコード開発プラットフォーム。

スペインの国立サイバーセキュリティ研究所がセキュリティアドバイザリを公開し、同ソフトウェアの旧バージョンが影響を受ける脆弱性3件について明らかにしたもの。重要度は5段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「同9.4.019」に任意のファイルをアップロードすることが可能となる「CVE-2024-8940」や、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-8941」、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-8942」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-8940」が最高値となる「10.0」と評価されている。「CVE-2024-8941」を「7.5」、「CVE-2024-8942」を「6.3」とした。

同研究所では、最新版へアップデートするよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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