Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Docker Desktop」に複数脆弱性 - アップデートで修正

Dockerは、現地時間9月12日にセキュリティアップデートをリリースした。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性を解消している。

細工された拡張機能によって悪用されるおそれがある脆弱性2件が明らかとなり、対応したもの。

具体的には、細工された拡張機能によってリモートよりコードの実行が可能となる「CVE-2024-8695」や、拡張機能の発行元URLを介してリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2024-8696」が判明した。

Dockerは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「CVE-2024-8695」が「9.0」、「CVE-2024-8696」が「8.9」と評価。重要度をそれぞれ「クリティカル(Critical)」「高(High)」とした。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、「CVSSv3.1」のベーススコアをともに「9.8」とし、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームは現地時間9月12日にこれら脆弱性やバグに対応した「同4.34.2」をリリースした。

(Security NEXT - 2024/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局