「Apache OFBiz」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
オープンソースのビジネスアプリケーションスイート「Apache OFBiz」の開発グループは、脆弱性などを修正したアップデート「同18.12.16」をリリースした。
今回のアップデートでは、機能の追加や見直しのほか、「強制ブラウジング」の脆弱性「CVE-2024-45195」や、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)によりコードの挿入が可能となる脆弱性「CVE-2024-45507」を修正した。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、「CVE-2024-45195」に対し、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、「CVE-2024-45507」を「8.8」と評価。重要度をそれぞれ「クリティカル(Critical)」、「高(High)」とレーティングしている。
一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、「CVE-2024-45195」のCVSS基本値を「7.5」、「CVE-2024-45507」を「9.8」としており、重要度をそれぞれ「高」「クリティカル」としている。
開発チームでは、脆弱性を修正した「同18.12.16」を現地時間8月31日にリリースした。
「Apache OFBiz」に関しては、8月だけでも2件の脆弱性「CVE-2024-32113」「CVE-2024-38856」が米CISAの「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加されている。あらたに見つかった脆弱性についても攻撃者の標的となるおそれがあり、注意が必要となる。
(Security NEXT - 2024/09/13 )
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