Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「One Identity Safeguard」に深刻な脆弱性 - 特定環境下で影響

Quest Softwareが提供するアクセス管理製品「One Identity Safeguard for Privileged Passwords」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同製品は、ロールベースのアクセス管理や、自動化ワークフローによって特権資格情報を付与するプロセスの自動化などが行えるソリューション。

同製品においてCookieの処理に脆弱性「CVE-2024-45488」が明らかとなったもの。「VMware」や「Hyper-V」へインストールした仮想アプライアンスが影響を受けるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

物理アプライアンスや「Microsoft Azure」「Amazon Web Services(AWS)」「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」などで公式にホストされているクラウドサービスは影響を受けないとしている。

同社は脆弱性を修正した「同7.5.2」「7.4.2」「7.0.5.1 LTS」をリリースした。利用者に対して注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
利用していたシフト管理SaaSから従業員情報が流出 - 西友
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開