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図書館サーバが改ざん被害、PHP脆弱性が標的に - 大分大

大分大学は、同大図書館が貴重書のアーカイブを公開している公開用サーバが不正アクセスを受けたことを明らかにした。「PHP」の脆弱性を突かれ、改ざんされたという。

同大によれば、7月30日に同大ウェブサイトの改ざんに関する外部からの連絡を受け、調査を行ったところ、同大図書館が提供する貴重書アーカイブの公開用サーバが侵害されたことが判明したもの。

同サーバ上で稼働する開発言語「PHP」のバージョンに脆弱性が存在。脆弱性を突く外部からのアクセスによって、サーバ上のファイルを改ざんされた。

不正なファイルに起因するSEOポイズニングにより、同サーバのドメインに対するGoogleの検索結果が汚染され、海外のサイトに誘導される状態だったという。

被害が発生したサーバの運用を停止し、再構築を行っている。同サーバでは個人情報や機密情報は扱っておらず、情報流出については否定している。

(Security NEXT - 2024/08/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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