Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivanti複数製品に深刻な脆弱性、概念実証も - アドバイザリが公開

Ivantiは、同社の複数製品に関するセキュリティアドバイザリを公開した。深刻な脆弱性が明らかとなっている。

ネットワークトラフィックの管理製品である「Ivanti Virtual Traffic Manager(vTM)」では、リモートより認証をバイパスして管理パネルへアクセス可能となる脆弱性「CVE-2024-7593」が判明した。

管理者ユーザーを攻撃者によって作成されるおそれがあり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価されている。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。

アドバイザリを公開した現地時間8月12日の時点で脆弱性の悪用は確認されていないが、「概念実証(PoC)」が公開済みだという。

同社は脆弱性に対処した「同22.7R2」「同22.2R1」を公開し、利用者に対してアップデートを呼びかけている。他バージョンのアップデートについては8月19日の週にリリース予定。

(Security NEXT - 2024/08/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局