「MS Edge」、「クリティカル」とされる脆弱性を解消 - 独自修正も
マイクロソフトは現地時間8月8日、「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「クリティカル」とされる脆弱性を解消している。
「Chromium 127.0.6533.100」「同127.0.6533.99」がリリースされたことを受け、これらバージョンをベースとした「MS Edge 127.0.2651.98」をリリースしたもの。
「Chromium」では、グラフィックスエンジン「ANGLE」の脆弱性「CVE-2024-7532」をはじめ、6件の脆弱性が修正されており、これらを反映した。「CVE-2024-7532」については重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」、他脆弱性に関しても2番目に高い「高(High)」とされている。
さらに「MS Edge」特有の脆弱性2件「CVE-2024-38218」「CVE-2024-38219」を解消。いずれもリモートよりコードを実行されるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-38218」が「8.4」、「CVE-2024-38219」は「6.5」。重要度はそれぞれ「重要(Important)」「中(Moderate)」とした。ともに悪用や公開は確認されていない。
今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-7532
CVE-2024-7533
CVE-2024-7534
CVE-2024-7535
CVE-2024-7536
CVE-2024-7550
CVE-2024-38218
CVE-2024-38219
(Security NEXT - 2024/08/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
会員管理システムより情報流出の可能性 - 福利厚生センター
竹内製作所の米国子会社がランサム被害 - データ流出も確認
「Red Hat OpenShift AI」に脆弱性 - クラスタ管理者権限奪取のおそれ
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「CODE BLUE 2025」29講演が決定 - AIチップ脆弱性から法的課題まで
島根県内の宿泊兼複合施設サイトで顧客情報流出の可能性
外部からの攻撃でシステム障害、一部授業に影響 - 中村学園大