「Chrome」にアップデート - 深刻な脆弱性を修正
Googleは、現地時間7月30日にブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。重要度が「クリティカル」とされる脆弱性を解消している。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 127.0.6533.89」「同127.0.6533.88」、Linux向けに「同127.0.6533.88」をリリースしたもの。脆弱性3件を修正した。
「CVE-2024-6990」は、グループポリシー管理に利用する「Dawn」において初期化せずにデータが残ったまま利用する脆弱性。7月15日に報告を受けたという。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同じく「Dawn」におけるデータ検証不備の脆弱性「CVE-2024-7256」へ対応したほか、「WebTransport」において域外メモリを読み込む脆弱性「CVE-2024-7255」を解消している。いずれも重要度は2番目に高い「高(High)」とした。
同社では今後数日から数週間をかけてこれらアップデートを展開していく予定。
(Security NEXT - 2024/07/31 )
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