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SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ

RADIUSプロトコルに脆弱性「Blast-RADIUS」が明らかとなった問題で、SonicWallは同社製品も影響を受けるとしてアドバイザリを公開した。

「CVE-2024-3596」は、「RADIUSプロトコル」の問題と「MD5選択プレフィックス衝突攻撃」を組み合わせたことにより生じる脆弱性。中間者攻撃により認証応答を偽造でき、別名「Blast-RADIUS」と名付けられている。

SonicWallは、RADIUS認証を使用する同社製品のすべてが同脆弱性の影響を受けることを明らかにした。実証コードが公開されているものの、悪用された事例は確認されていないとしている。

同社は同脆弱性への対策として、同社ファイアウォール製品上で「IPSec VPN」を設定し、RADIUS認証を保護してFIPSモードで動作するように構成することを挙げており、状況におうじて緩和策を講じるよう求めている。

(Security NEXT - 2024/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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