JAXAに不正アクセス - 攻撃起点はVPN、未知マルウェアも
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年10月に判明したサイバー攻撃の影響について調査を進めていたが、結果を明らかにした。VPNを起点に攻撃が展開されたという。
同機構によれば、内部ネットワークが侵害を受けたもので、2023年10月に外部機関から通報を受け、問題が発覚。攻撃元との通信を遮断し、外部協力のもとフォレンジック調査などを進めていた。
また同機構で使用している「Microsoft 365」についても不正アクセスを受けた可能性があることが判明。あわせてMicrosoftによる調査なども行っていた。
今回の攻撃では、「VPN」における既知の脆弱性を起点とし、端末やサーバに侵入。攻撃過程で未知のマルウェアも複数使用されたという。
またアカウント情報を窃取され、「MS 365」に対して正規ユーザーになりすました不正アクセスも行われた。
(Security NEXT - 2024/07/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年12月7日〜2025年12月13日)
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
【特別企画】最先端企業が直面した「AIセキュリティの盲点」とは? - 生成AIテーマにカンファレンス
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園

