Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortraのファイル転送ソリューション「FileCatalyst」に脆弱性

Fortraが提供するファイル転送ソリューション「FileCatalyst」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同社は現地時間6月18日にセキュリティアドバイザリを公開し、「FileCatalyst Direct」のクライアントソフトである「TransferAgent」や、「FileCatalyst Workflow」が影響を受ける脆弱性「CVE-2024-5275」について明らかにしたもの。

「CVE-2024-5275」は、ソフトウェアにパスワードがハードコードされている脆弱性。パスワードは、証明書の秘密鍵などを含むキーストアのロックを解除するため利用しており、中間者攻撃(MITM攻撃)に悪用されるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同社は脆弱性を修正した「FileCatalyst Direct 3.8.10 build 144」「FileCatalyst Workflow 5.1.6 build 133」以降へアップデートするよう求めた。

あわせて「FileCatalyst TransferAgent」をリモートで使用する場合、RESTコールを「http」に更新し、「https」を引き続き必要とする場合は、あらたなSSL鍵を生成し、キーストアに追加するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/06/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市
学校でグループウェアを操作ミス、アンケートや成績など流出 - さいたま市
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消