Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Node.js」向けMySQLクライアントにプロトタイプ汚染の脆弱性

「Node.js」向けに提供されている「MySQL」クライアントの「MySQL2」に脆弱性が判明した。実証コードも公開されている。

「nestTables」の使用時にプロトタイプ汚染を引き起こされるおそれがある脆弱性「CVE-2024-21512」が明らかとなったもの。

CVE番号を採番したSnykでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.2」、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

脆弱性については詳細が公開されており、実証コード(PoC)も公開されている。

開発チームでは同脆弱性を解消した「同3.9.8」を5月26日にリリースした。その後バグの修正なども実施しており、最新版は「同3.10.0」となっている。

「MySQL2」については「同3.9.6」および以前のバージョンにコードインジェクションの脆弱性「CVE-2024-21511」も明らかとなり、「同3.9.7」で修正されていた。

(Security NEXT - 2024/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
クラファン支援者向けの案内メールで誤送信 - レノファ山口
動画イベントのキャンペーン応募者情報を誤公開 - 皮膚科クリニック
高校情報共有ツールで個人情報が閲覧可能に、成績なども - 東京都
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
行政文書を紛失、書架移動の繰り返しで紛失か - 愛知労働局