Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「nginx」にアップデート - 「HTTP/3」関連の脆弱性4件を修正

ウェブサーバ「nginx」の開発チームは、アップデートとなる「nginx 1.27.0」「nginx 1.26.1」をリリースした。

現地時間5月29日にアップデートをリリースしたもの。「HTTP/3」の実装に関する4件の脆弱性を修正した。「ngx_http_v3_module」を含むよう設定を変更し、コンパイルしている場合に影響を受ける。

具体的には、バッファオーバーライトの脆弱性「CVE-2024-32760」をはじめ、スタックオーバーフローや解放後メモリの使用が生じる脆弱性「CVE-2024-31079」、NULLポインタを逆参照する「CVE-2024-35200」、メモリの内容が漏洩する「CVE-2024-34161」に対応した。

重要度については、いずれも「中(Medium)」とレーティングしている。

またF5は、「同1.25.5」をベースとする「NGINX Plus Release 32 (R32)」を同日リリースした。今回判明した脆弱性4件の修正を反映したほか、バグフィクスなども行われている。

(Security NEXT - 2024/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
オンラインショップ侵害され、詳細を調査 - 京都の料亭
顧客向けDMを一部紛失 - 京葉ガスサービスショップ運営会社
複数公民館でメール誤送信、宛先とBCCにメアド入力 - 神戸市
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
ランサム被害で取引先関連情報が流出した可能性 - シークス
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ