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Veeamのバックアップ管理ツールに深刻な脆弱性 - 認証回避のおそれ

あわせて「NTLMリレー攻撃」によりアカウントの乗っ取りが可能となる「CVE-2024-29850」、高い権限のユーザーによりサービスアカウントの「NTLMハッシュ」が取得できる「CVE-2024-29851」、バックアップのセッションログを読み取ることができる「CVE-2024-29852」が判明した。

「CVE-2024-29850」「CVE-2024-29851」については重要度を「高(High)」とレーティング。CVSS基本値をそれぞれ「8.8」「7.2」と評価した。「CVE-2024-29852」については、重要度を「低(Low)」としている。CVSS基本値は「2.7」。

Veeam Softwareでは、「Veeam Backup & Replication 12.1.2」に含まれる「VBEM 12.1.2.172」でこれら脆弱性を解消した。すぐにアップデートできない場合は、緩和策として「VBEM」の停止を挙げている。

(Security NEXT - 2024/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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