Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Veeamのバックアップ管理ツールに深刻な脆弱性 - 認証回避のおそれ

Veeam Softwareが提供するバックアップ管理ツール「Veeam Backup Enterprise Manager(VBEM)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

「VBEM」は、同社バックアップ製品「Veeam Backup & Replication」の一元管理やレポートの作成機能などを提供するソフトウェア。

同社は現地時間5月21日にセキュリティアドバイザリを公開し、同ツールに関する4件の脆弱性を明らかにした。

「CVE-2024-29849」は、認証なしにウェブインターフェイスから任意のユーザーとしてログインすることが可能となる脆弱性。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2024/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開