Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Dropbox Sign」の侵害、登録セキスペ向け演習の受講者にも影響

電子署名サービス「Dropbox Sign(旧HelloSign)」がサイバー攻撃を受けた問題で、情報通信研究機構(NICT)は、同機構のサイバー演習サービスで利用しており、関係者の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

Dropboxでは、「Dropbox Sign」を侵害され、認証情報を含むユーザーデータがアクセスされたことを5月1日に公表。同サービス経由で文書を受け取ったことがある場合も影響を受けると説明していた。

同機構によれば、情報処理安全確保支援士向けの特定講習に認定されている同機構の「実践サイバー演習 RPCI」において、受講証明書を発行する際に「Dropbox Sign」を利用していたという。

侵害された情報に、2021年度から2023年度にかけての同演習受講者524人に関するユーザー名、メールアドレスが含まれていた。

不正使用などの被害は確認されていないが、個人情報が流出した可能性も考慮し、個人情報保護委員会に報告した。あわせて対象となる受講者にメールで説明を行っている。

(Security NEXT - 2024/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県