Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

5月のMS月例パッチが公開 - 複数のゼロデイ脆弱性を修正

「CVE-2024-30040」は、「Windows MSHTMLプラットフォーム」において入力検証に不備があり、セキュリティ機能をバイパスされる脆弱性。

脆弱な「COM/OLEコントロール」から保護する「Microsoft 365」や「Office」の緩和策をバイパスされるおそれがある。CVSS基本値は「8.8」と評価されている。

「Windows DWM Coreライブラリ」に判明したヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-30051」についても悪用されており、情報が公開されている。悪用されると「SYSTEM権限」を取得されるおそれがある。CVSS基本値は「7.8」。

また「Visual Studio」に判明したサービス拒否の脆弱性「CVE-2024-30046」については、脆弱性が公開されている。アドバイザリの公開時点で悪用は確認されておらず、悪用可能性指標は「悪用される可能性は低い」とした。

なお、同日定例パッチとは別に「Microsoft Edge」においてゼロデイ脆弱性「CVE-2024-4761」も修正されており、あわせて注意が必要となる。

(Security NEXT - 2024/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開