Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

軽量プロクシ「Tinyproxy」に脆弱性 - 報告者と開発者に溝

「GitHub」にも脆弱性は提出されておらず、Linuxディストリビュータのパッケージメインテナから「IRCチャンネル」に連絡が入ったのは、脆弱性が公表されてから5日後だったという。

脆弱性が「IRC」や「GitHub」経由で報告されていたならば、ほぼ1日以内に修正されていたとし、約6カ月にわたり脆弱性が放置されることはなかったとして、報告者の主張に対して異議を唱えた。

さらに「CVE-2023-40533」に関しては、2022年に「CVE-2022-40468」が割り当てられており、ソースリポジトリ上で修正済みで、大きな問題ではないため、修正版のリリースがなかったと述べている。

脆弱性は最新版である「同1.11.1」も影響を受け、今後リリースされる「同1.11.2」にて修正される見込み。アップデートが提供されるまで、ソースリポジトリで公開されているパッチを適用するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開