Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起

「WinRAR」の脆弱性である「CVE-2023-38831」、「インターネットショートカットファイル」の脆弱性「CVE-2024-21412」のいずれも、以前より悪用が確認されており、それぞれ2023年8月、2024年2月に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録されている。

今回あらたに追加された「CVE-2024-29988」については、パッチをリリースした2024年4月9日の段階でマイクロソフトは「CVE-2024-29988」の悪用や公開は確認されていないと説明。悪用可能性指標を「悪用される可能性が高い」と評価していた。

一方脆弱性を報告したZero Day Initiativeは、研究者によって同脆弱性の悪用をパッチリリース前より確認しているとして、マイクロソフトのアドバイザリの記載に対して疑問を呈し、ゼロデイ脆弱性であると主張していた。

(Security NEXT - 2024/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県