Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認

Palo Alto Networks製ファイアウォールに搭載されている「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性「CVE-2024-3400」が明らかとなった問題で、JPCERTコーディネーションセンターは国内の状況について明らかにした。

「CVE-2024-3400」は、リモートアクセス機能である「GlobalProtect Gateway」に明らかとなったコマンドインジェクションの脆弱性。悪用されると、root権限により任意のコードを実行されるおそれがある。

すでに悪用が確認されている。アップデートは今後公開される見込みで、アップデートするまで緩和策を講じるよう呼びかけられている。

同脆弱性についてJPCERT/CCは、4月13日の時点で日本国内において、同脆弱性を悪用した攻撃に起因する被害の情報や、実証コードなどは確認されていないことを明らかにした。

しかしながら、今後脆弱性を悪用する攻撃が広く行われる可能性もあるとし、ベンダーからの情報をもとに対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
都立高で生徒情報含むファイルを紛失 - 生徒間に画像が拡散し判明
電子版会員の個人情報がウェブから閲覧可能に - 熊本日日新聞
がん検診受診予定者の個人情報をメール誤送信 - 浦河町
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加