「Google Pixel」に2件のゼロデイ脆弱性 - アップデートを
Googleが提供するAndroid端末「Google Pixel」に明らかとなった2件の脆弱性がすでに悪用されていることがわかった。アップデートが呼びかけられている。
同社は現地時間4月2日にセキュリティアドバイザリをリリースし、同端末における25件の脆弱性や、Androidにて判明した28件の脆弱性へパッチレベル「2024-04-05」以降で対処したことを明らかにした。
このうちブートローダの脆弱性「CVE-2024-29745」、ファームウェアの脆弱性「CVE-2024-29748」についてはすでに悪用されていると見られる。
同社は限定的な悪用としているが、具体的な内容は明らかにしていない。これら脆弱性に関しては、フォレンジック会社がロックされた端末の初期化を防ぎ、メモリのダンプに悪用しているとの指摘も出ている。
脆弱性の判明を受けて、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、「CVE-2024-29745」「CVE-2024-29748」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。
同リストに追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応することが求められる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/04/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
