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2023年4Qの不正送金、減少するも高水準 - 平均被害額は大幅増

2023年第4四半期に法人で発生したオンラインバンキングの不正送金被害は4件。前四半期の12件から3分の1に減少したが、被害額は前四半期の約2600万円から約5900万円へと倍増した。

1件あたりの平均被害額は約1475万円。約217万円だった前四半期から約6.8倍へと大幅に拡大している。

不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応方針が決定した417件のうち、補償対象となったのは394件。補償率は94.5%となっている。

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オンラインバンキングの不正送金における被害1件あたり平均被害額(グラフ:全銀協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2024/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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