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「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL

「Apache Tomcat」の開発チームは、現地時間3月13日に2件の脆弱性を公表した。現地時間2月19日にリリースした「同10.1.19」「同9.0.86」「同8.5.99」にて修正済みだという。

「WebSocket」のクライアントが接続を保持し、リソースを消費する「CVE-2024-23672」や、「HTTP/2リクエスト」においてヘッダーの設定された制限を超えた場合もリセットされない「CVE-2024-24549」について明らかにしたもの。

開発チームでは1月17日に「CVE-2024-23672」を把握。同月24日には「CVE-2024-24549」の報告を受けたという。

いずれも悪用されるとサービス拒否に陥るおそれがあり、開発チームは脆弱性の重要度をともに4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

なお「Apache Tomcat 8.5」系統については、3月31日にサポートの終了を予定しており、あわせて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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